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ニードルフェルトの基本の作り方

ニードルフェルトは、羊毛で作られたフェルトにニードルと呼ばれる針を刺してマスコットやアクセサリーなどを作るハンドメイドです。

ニードルフェルトでまず準備するもの

まずは必要な道具を用意します。

ニードル

フェルトを刺す際に使う針です。細、極細、太などのサイズがあります。
最もスタンダードなものは細針タイプのニードルです。
極細タイプのニードルは仕上げ用に使用します。太針タイプのニードルはへこみやラインを入れる際に使用します。

羊毛フェルト

羊毛からできたふわふわの綿のようなものです。色や素材も様々です。
フェルトの種類は主に以下のようなものがあります。

メリノ羊毛の中で最もポピュラー
毛糸やセーターに使われる
 線維が細くフェルト化しやすい
柔らかく滑らかな仕上がり
ロムニー 強度を出したい時に使用する
マットなど
メリノに比べてやや硬め
毛足が長く弾力がある
フェルト化するとメリノよりも粗くなる
シェトランド イギリスに生息する未から採れる羊毛
上質
光沢がある
ハリとコシがありメリノよりも柔らかい
コリデール ロムニーとメリノの中間
帽子など立体造形に適している
柔らかくコシがある
ハンドメイドフェルトに最適

フェルティングマット

スポンジのような素材で、フェルトにニードルを刺す際に使用します。小さなパーツや、袋物のパーツを作成する際に重宝します。

ハサミでカットして好きな大きさにして使用することもできます。

ブラシ台

作品を刺し固める際に使用するブラシ上になったマットです。フェルトをしっかり固めるときに使用します。ブラシ台の上に直接フェルトを置いて刺し固めても構いませんが、ブラシ部分に羊毛が引っかかる恐れがあるため、間にコースターなどを敷いてから使用する場合もあります。

ニードルホルダー

ニードルをまとめて取り付けて使います。大きな作品などを作る場合は、1本のニードルで刺していくと時間がかかる場合があります。

その際に、何本かまとめて使うことでスピーディーにフェルトを刺し固めることが可能になります。取り外しも可能で、1本~使うことができますので、まず1つ準備しておくと便利かもしれません。

なぜニードルで刺すと羊毛が固まるのか

羊毛をニードルで刺すとき、羊毛はニードルを刺した方向に固まります。ニードルの先端にはバーブと呼ばれるギザギザがあり、そのギザギザに羊毛が引っかかります。引っかかった羊毛は、ニードルを刺す方向に上下に絡まりフェルト化します。

ニードルを指す回数が多いほど、より羊毛は固くなります。また、密度が増し、小さくなります。

羊毛にニードルを指す際のポイント

ニードルを指す際は、斜めに動かしたり刺したりするのは厳禁です。

必ず垂直に刺します。

また、刺した方向と同じ方向に抜きます。刺したニードルを左右に動かすのも厳禁です。